茨城県立高校入試 対策
こちらでは茨城県立高校での入試の概要とポイントをお伝えします。
●試験概要
・合否判定
茨城県の高校入試の仕組みは、いわゆる重複系と言われるものになります。具体的には、内申点と学力検査点の比重を各高校が3:7~7:3の間で選択します。その後、内申点と学力検査での点数で高い順にそれぞれ並べ、定員の8割までに合格を出します。そして残り2割については、各高校により選択した内申点と学力検査での点数の比重をもとに、選抜する形になります。
・内申点
1年生から3年生の9教科の成績を、5段階で評価します。計135点満点での評価となります。
1年:9教科×5段階=45点満点
2年:9教科×5段階=45点満点
3年:9教科×5段階=45点満点
・学力検査
学力検査では、5教科で行われます。各教科100点満点で計500点満点です。
・茨城県公立高校入試日程(2022年度/令和4年度)
出願受付 :2022年2月8日(火)〜2月10日(木)
検査日 :2022年3月3日(木)・3月4日(金)
(3/4は特色選抜、共通選抜実技検査、連携型入学者選抜を実施します。)
合格発表日:2022年3月14日(月)午前9時
●入試問題の内容
・英語(100点満点/50分)
大問1:リスニング
大問2:文法
大問3:対話文
大問4:対話文
大問5:長文読解
大問6:英作文
・数学(100点満点/50分)
大問1:小問集合
大問2:小問集合
大問3:数と式
大問4:関数
大問5:関数
大問6:平面図形
大問7:平面図形・空間図形
大問8:空間図形
・国語(100点満点/50分)
大問1:小説
大問2:説明文
大問3:古典
大問4:詩
大問5:作文
・理科(100点満点/50分)
大問1:小問集合
大問2:小問集合
大問3:地学
大問4:物理
大問5:生物
大問6:化学
・社会(100点満点/50分)
大問1:複合問題
大問2:公民
大問3:地理
大問4:歴史
●必要な対策
・内申点を上げる方法
茨城県の公立高校の入試は、中学3年間の内申点と入試本番の学科試験の点数によって合否が決まります。ここからは以上の点をどう対策すべきかについて説明します。まずは内申点をあげる方法です。内申点を決める際に判断基準となるのが、定期テストの点数・出席状況・授業態度・提出物・外部試験などになります。この中でも比較的大きな影響を持つのが定期テストです。定期テストで高得点を取るには、日頃の勉強の積み重ねが大切です。
・学科試験で点数を取る方法
茨城県の公立高校の入試は、中学3年間の内申点のほかに入試本番の学科試験の点数によって合否が決まります。ここからは入試本番の学科試験の点数をどう対策すべきかについて説明します。実際、入試問題はほぼ毎年同じような問題のパターンが見受けられます。必ず出る単元、頻出される問題などはほとんど決まっています。そのため、過去問をしっかりと取り組み、これまでの傾向をつかむことが高得点につながります。それを踏まえたうえで、以下にこれまでの傾向を説明いたします。
●過去の傾向や分析
・2020年度の茨城県立高校入試問題では、数学と社会の問題構成、内容に大きな変更がありました。また英語では、英語で問われて英語で答える形式の問題が追加されていました。つまり、英作文系統の問題が増えたということになります。このことから、より実践的な英語のスキルが求められてきているということがわかります。さらに理科では、問題文の実験や観察の説明量が増えました。文章を読み取るだけでなく実際に書く能力も問われていると言えます。2019年までの内容と傾向が大きく変わった年であり、これまでの対策に変化が必要でした。
・2021年の入試では、2020年の上記の変更点がそのまま継続されるかどうかが争点となりました。結果的には、国語で韻文問題が出題されませんでしたが、全体としては2020年での入試問題のパターンが継続して出題されていました。このあたりの傾向のポイントを抑えておくことが今後の入試対策に役立つでしょう。
●その他の入試形態
・特色選抜
特色選抜とは、一部の高校で実施される、芸術及び体育などの分野で優れた実績のある人を対象とする選抜のことを指します。実施するかは各高校が判断することになっているので、すべての高校で実施されるものではないことに注意しましょう。募集人数については、募集定員全体のおよそ5~30%と言われています。出願資格は文化・芸術・体育、奉仕活動および生徒会活動などの分野での資質や実績がある人にかぎられます。校長の推薦書は必要なく、各高校の出願要件に該当すれば出願できます。
選考方法は、学力検査、内申書、面接、そのほかにも、高校によっては作文や実技試験を課すなどさまざまで、それらを用いて総合的に判定します。特色選抜を実施する高校は7月ごろに茨城県教育委員会のホームページに掲載されますので、そちらを確認しましょう。7月以降になると、それぞれの高校で説明会等が実施されますので、参加してみるのが良いでしょう。
・二次募集
第一次の募集定員に欠員が出た場合、二次募集を行う高校があります。選抜の際には、学力検査(英・国・数)、調査書、面接、実技検査(音楽科、体育コース、スポーツ科コース)が合否の判定材料となります。ちなみに二次募集では受験者全員に面接を実施することを覚えておきましょう。
エプリカでは茨城県立高校受験の対策も行っています。一度お問い合わせください。